#AD

冷徹な野心家の個性が音と映像で理解できる作品。
前半は家柄による差別、同僚の嫉妬、頑迷な上司といった障害にもめげず、
ひたすら自己研鑽する若き砲兵士官がツーロンの戦いで好機をものにするまでを描く。後半はフランス革命の政治的混乱の中で、幾多の政治的危機を乗り越えながら「カエサルの再来」になるまでを描く。知識としてルソーの理想を知っていたボナパルトが、革命で暴徒と化した民衆が生首を掲げて練り歩く姿を見てニヒルな笑みを浮かべたりと冷徹な野心家の個性が巧みに描かれている。
テルミドールの反乱と投獄の時間的前後関係が史実と異なる。 (amazon.co.jp カスタマーレビュー)

日本では一応ナポレオン関連の書籍は多数あるが、多くは"政治家"ナポレオンを取り上げていて
"軍人"としてのナポレオンを検証すると言った内容は殆ど無いか合っても幼稚な内容の物
で興味があっても英語が読めない人にとっては物足りない物ばかりでしたが、本書が和訳され
てようやく満足のいく書籍ができました。原書は40年程前に出版されていますが、今でもナポレオン戦争を語る上での基本となってお
り内容がそのまま引用されている事も多く現在でも1級の内容となっています。 (amazon.co.jp カスタマーレビュー)

ナポレオンの残した言葉を後代の人間が編集したものだ。彼の言葉の中には、現代にも通じる教訓が数多く含まれている。 (amazon.co.jp カスタマーレビュー)
ナポレオン歴
1769年8月15日 誕生
1779年 ブリエンヌ陸軍幼年学校入学
1784年 パリの陸軍士官学校入学
1785年 砲兵士官
1792年 国民衛兵隊中佐
1793年 大尉
1795年 将軍
1796年 ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネと結婚。 イタリア方面軍の司令官
1798年7月 エジプト遠征
1799年11月 ブリュメールのクーデター
1800年6月14日 マレンゴの戦い
1800年 フランス銀行創設
1804年 ナポレオン法典
1804年12月2日 皇帝ナポレオン
1805年10月 トラファルガーの海戦に完敗
1807年6月 フリートラントの戦いで大勝
1810年 オーストリア皇女マリ・ルイーズと再婚
1812年 ロシア遠征
1814年 エルバ島へ追放
1815年 セントヘレナ島に幽閉
1821年5月5日 死亡
オージュロー将軍 - ナポレオンをライバル視
カドゥーダル - ふくろう党の首領
ゴイエ - 五人の総裁のひとり
シエース - 僧侶出身の政治家
ジョゼフ・ボナパルト - ナポレオンの兄
ジョセフィーヌ - ナポレオンの妻・皇后
タレイラン - 僧侶出身の外相
パオリ - コルシカ独立運動の闘士
パラス - コ大物の総裁
ピシュグリュ将軍 - 王党派の軍人
フーシェ - ジャコバン派の警察大臣
プーリエンヌ - ナポレオンの秘書
プーレ・ド・ラ・ムルト - 五百人会議議員
ペルティエ将軍 - ナポレオン旗本の参謀長
ベルナドット将軍 - ジョゼフの義弟で、ナポレオンを敵視する軍人
リュシアン・ボナパルト - ナポレオンの弟
レティチア・ボナパルト - ナポレオンの賢母